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新築で注文住宅を建てる際の細かいところまで、時系列を追いながら綴っていきます

A035【2016/08/09 人工大理石と人造大理石、表現の区別はありません】

 表題の通りなのですが、Wikipediaを始め様々なサイトに「人工大理石と人造大理石は、言葉は似ているけど全くの別物です!」と書いてあります。私もショールーム巡りを始めるまですっかり信じていたのですが、これは間違いです。

 

目次

 

Wikipediaの情報を鵜呑みにしてはならない

 過去は区別していたのかもしれませんが、少なくとも現在、大手住宅設備メーカーの中で「人工」と「人造」を区別して表現しているところはないように思います。

 Wikipediaには、

人工大理石(じんこうだいりせき)=アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材

人造大理石(テラゾー)=天然の大理石などを粉砕し、セメントや樹脂で固めた半人工素材

と書いてあります。

人工大理石 - Wikipedia

 しかし、LIXILやトクラスのホームページには「人造大理石」として明らかに人工大理石に見えるものが掲載されています。少なくとも、Wikipediaに書いてあるようなマーブル状の外観ではありませんし、識別が容易ではありません。

LIXIL | キッチン | アレスタ | バリエーション | ワークトップ

今も、20年先も心強い確かなものづくり|トクラスキッチン|トクラス

 このようにWikipediaの説明に納得がいかなかったのでソース元に飛ぶことにしました。リンク先は「大理石情報館」でしたが・・・サーバーに繋がりません!ホームページが無くなっていました。つまり、信頼性を確保できていないのです。こういうことがあるからWikipediaは信用できませんね。仕方がないので自分で調べることにしました。

 

「人工大理石 人造大理石 違い」でGoogle検索し、トップのほうに出てくるブログを見ても残念ながら根拠がわからなかったので、ちゃんとした企業のホームページを探してみると・・・ありました。デュポン(Du Pont)社です。「人工大理石も人造大理石も今は、同じ意味で使われています。実は、ひとくちに人工大理石と言っても、色々な種類があります」とあります。

知ってる?人工大理石Q&A:「人工大理石」と「人造大理石」って同じもの? ~ Happy CORIAN® Style <デュポン™ コーリアン®>

 

デュポン社は創業1802年の超大手企業で、その企業規模(売上)は化学メーカーにおいて世界トップ10に入っています。デュポン社の販売する人工大理石コーリアン(CORIAN)は世界的ブランド力を有する商品です。アメリカの企業ではありますが、この会社(の子会社)が「人工大理石と人造大理石の区別はない」といえばそうなのでしょう。

 

色々な大理石

 人工と人造の違いを調べていたら色々わかってきましたが、おそらく「人工と人造は違う派」が指している人造大理石は、今はクォーツストーンとかグラニットストーンと呼ばれているもののような気がします。これらは岩石の含有量が多く、材料表面にその模様が見え、「砕けた大理石を固めた感」があります。

当然「天然大理石」というものもありますが、これは本当に大理石を削り出したものなので恐ろしく重くて硬いです。高級感は素晴らしいでしょうが、一般家庭に必要なものとは思えません

もし子どもが室内で遊んでいるとき、誤ってこれに頭をぶつけたら大怪我です。キッチンパネルは子どもの頭部の高さですよね。本当に高級なものは重厚感を必要としますが、車にしろ床にしろキッチンにしろ、重いものは凶器になります。大人だけの空間なら良いでしょうが、活発な子どもがいる場所には相応しくないというのが私の考えです。

 

人工大理石そのものにも材質というか品質があり、これはメーカーによってかなり違うそうです。人工大理石の品質の高さを売りにしているのがトクラスです。1976年から人工大理石キッチンを製造しており、特に色のバリエーションで他とは一線を画しています。このあたりはショールーム巡りで直接聞いて見ましょう。

 

今回の反省ですが、著者の見えない文献は安易に信じてはいけませんね。企業や国のホームページはその団体が情報の保証人になっていますが、Wikipediaや書き込みサイト、個人のホームページは要注意です。

このサイトでは私なりに多少でも信用性を向上しようと、情報源を国関係や企業のホームページに極力限定し、どこから得た情報か明記するようにしています。皆様の家づくりの一助となれば幸いです。

 

さて、次は「ホーロー」で有名なタカラスタンダードのショールームに行った感想です。